全国特別支援学校知的障害教育校PTA連合会

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会長挨拶

ご挨拶

全知P連のホームページをご覧くださり、ありがとうございます。

毎年各地でさまざまな災害が起き、さらに2020年からのコロナ禍で、PTA活動に工夫や再考が必要になった学校があります。

子供たちは、学校内外で、さまざまな人と関わりながら学び、その学びを通じて、自分の存在が認められていると感じたり、自分が何かをすることでほかの人と関われると実感できたりしますが、はたして子供たちのまわりの大人はその実感を持つことができているでしょうか。

特に、特別支援学校に通う子の保護者、そして教員も、どうしてもいわゆるメインストリームからは孤立しがちで、多様な選択肢に触れる機会が相対的に少なく、こうするべき、こうあらねば、という思いに囚われがちではないかと感じます。

PTA連合会は、そうした大人がつながるPTAが集まった団体であり、全国のPTA連合会の会長が集うこの全知P連は、知的障害のある子に関わる大人をつなぐことができ、お互いの意見や体験、トライ&エラーを交換し、時には気付きをいただき、次の日からのPTA活動、あるいはご自分の子育てや学校での指導に活かしていける貴重な場ともいえます。

そういう「今」がみんなにとって少しでも幸せと感じられることが、教育基本法にもある「心身ともに健康」な未来をつくっていけると信じていますし、全国の知的障害教育校PTA相互の健全な発展と協調が行える場を具体的に設けることが、知的障害教育の向上、発展の促進につながると確信しています。そしてさらにその専門性を孤高のものにせずすそ野を広げることで、知的障害があっても通常学級で共に学ぶ子供たちへの配慮の選択肢を増やす一助となっていくことを願っています。

このホームページ等を通じて、全知P連の活動や知的障害のある子供たちに関連することをみなさんにわかりやすく伝えるとともに、着実に実践していきたいと思いますので、ご理解とご協力をよろしくお願いいたします。

花澤雪乃会長

令和5年6月26日

全国特別支援学校知的障害教育校PTA連合会
会長  花澤 雪乃